食事後の吐きたそうで吐けなくて苦しんでいる

ちょうど時間外で診察をした患者さんがブログを参考にしているということで書かせていただきます。

一番よくある主訴が、夕ご飯を食べて散歩に行ってから、吐きたそうで吐けなくて苦しんでいる。

お腹が膨れてきたという主訴です。

これらの主訴を聞くと急性胃拡張や急性の胃拡張・捻転症候群を疑います。

前者でも急に胃が膨れることで、お腹の不快感もすごいですし、胃が伸び切ってしまうことで

循環不全が起こります。さらに捻転が起こっている場合には、僕らが指を締め付けた状態と同じなので

指先が色が変わってしまうように委全体にまず負担がかかり、その後全身性のショックを起こします。

基本的にはレントゲンでどちらかが判定できます。

今回の時間外の症例は幸いにも急性の胃拡張だけだったので、胃のガスを抜いてあげることで

治療は終了です。ただし後者の捻転をしている場合には、基本的には捻転を戻す整復手術が必要です。

超大型犬などでは、あらかじめ避妊手術の時などに捻転を防ぐための固定を行うこともあります。

長期的な予後だと良いという文献とあまり変わらないという文献がありますが

当院でもグレートデンの避妊手術時に固定を行った症例がいます。

何にしても食事後の散歩は、人だと血糖値を急上昇させないために重要ですが、

犬では控えた方が好ましいです。