移行上皮癌

個人的にはビーグルやシェルティーで多いと思いますが、ダックスも多く経験しています。

血尿や尿が出ない、尿を出すのに努力しているなどで来院されます。

実際この腫瘍は悪性ということ、また膀胱三角部と呼ばれる腎臓から尿管を通って膀胱に尿が運ばれますが

尿管が膀胱に開通する場所で腫瘍になることが多いです。

そのため完全切除できにくいというのが腫瘍の特徴です。

内科的にはピロキシカムが一番論文が多いですが、非ステロイドが抗炎症と移行上皮癌に対する抗腫瘍効果が認められています。

またいろいろな抗がん剤も試されていますが、非ステロイドほどの効果は認められない気がします。

最近では、分子標的薬のパラディアの新生血管抑制を狙って症例発表されたりします。

最終的には、膀胱切除や膀胱・尿道全切除を報告している先生もいます。

当院でも膀胱全摘術を1度見せてもらって、それ以降は膀胱全摘手術を数例実施していますが

予後については、比較的良好です。(ただし尿漏れ状態になってします。)