鎮痛剤

動物の痛みの評価は、特に猫ではなかなか難しいです。

犬でも明らかにキャンキャンないていたがるまでいくことは、なかなかありません。

痛み止めという風に分類される薬をかいてみます。

①ステロイド、非ステロイド:抗炎症作用ということで処方する場合があります。

→はこうや関節炎など、一般的には第1選択薬で処方されることが多いです。

非ステロイドには1日1~2回など当初回数の違いなどもあり、先生によって好みがあると思います。

②麻薬系:整形外科などが多い病院などではモルヒネまで走湯することが多くないですが

フェンタニルを使用する場合が多いです。僕も開業する前約20年くらい前にアメリカに行ったときに交通事故の患者さんの

鎮痛剤は基本的にはフェンタニルの静脈点滴ということに当時の日本の治療と違っていることに驚きました。

③非麻薬系:オピオイド系であるが麻薬に分類されていないんもので、一般的にはブトルファノール、

ブプレノルフィン、トラマドールを使用します。

ブトルファノールは鎮静や鎮咳に使用する場合もあります。

乳がんの骨転移や脊髄腫瘍など予想以上の痛みを伴う場合には、心肺抑制に気を付けながらいろいろな薬を組み合わせたりします。

もし痛みがっているということで心配な場合には、主治医の先生に相談をしていただけるとよいと思います。