ストレス(分離不安・常同行動など)
犬の場合には、破壊行動や不安から吠え続ける、排便や排尿の失敗などがあります。
猫では、過剰なグルーミングになることが多く、特に内股部分の脱毛や特発性膀胱炎などがあると思います。
通常は、行動療法や薬物療法を中心に実施して反応を見ます。
犬の場合には、散歩や遊び時間を増やすことが案外うまくいくことが多いです。
性格的なこともあると思いますが、フードもただ上げるだけでなく声をかけながらとか
1粒ずつ投げてあげたりなどは結構効果が出ることがあります。
猫ではフェリウェイという人工的に作った猫フェロモン製剤も役立つことがあります。
フードにストレスを緩和するアミノ酸を多くいれたフードも各社出したりしています。
どうしても薬物療法になると投薬の問題や副作用(多くはふらつき)などがあるため
可能であれば、薬物療法までに個人的には時間をかけています。
ただししつけや行動学をやっている先生のように、家族構成から動物への接し方などすべてを聞く時間がないため
なかなかすべての人に合わせていくのは難しいです。
自分の犬や猫が何か行動異常?ということがあれば主治医の先生に質問をされるとよいかと思います。