心臓病

昨日は心臓病で肺水腫2例、腹水で約1.8リットルの腹水を抜いたわんちゃん1例と心臓病の患者さんの

病態悪化症例が来ました。

一般的に命に関わる緊急疾患になるのは、左心房が中心で肺水腫になってしまって

呼吸がうまく出来ず最後は毛細血管が切れて喀血を起こしてしまいます。

緊急性はそこまでありませんが、慢性フィラリア症に代表される右心不全になると腹水がたまってきます。

犬の心臓病と言えば僧帽弁閉鎖不全症(左側)ですが、病気が進行していく過程で三尖弁閉鎖不全(右側)も悪化してきて

結局両方で流れが悪くなる状態になっていきます。

最近では外科手術を希望される人も多いですが、一般的には内科治療です。

1種類の薬で進行が治まれば良いですが、2,3種類とどんどん増えていくことも多いです。

特にチワワなどは胸郭が狭いこともあるのか症状の進行が早い犬種です。しかもなりやすいので

心臓病と言われている飼い主さんは、常に呼吸数と食欲元気さを見ておく必要があります。

どうしても肺水腫に関しては、急変することがあるので、固有が早すぎる場合などは主治医の先生または時間外なら

夜間病院で適切な治療を受けてもらった方が良いです。