最近頭を悩ませる症例が多い病気です。
治療にもかかわらず下痢が続く状態です。
一般的には、食事反応性、抗生剤反応性それでも反応しない場合があります。
厄介なのが、柴犬の場合です。
その他の犬種では、ステロイドを中心とした免疫抑制剤に反応しやすいですが
柴犬の場合には、反応しないままどんどん痩せてしまうことがあります。
アルブミンがかなり低下すると、腹水がたまってきたり、急に呼吸が荒くなり
胸水がたまってしまう場合もあります。
下痢が続いていて、特に体重減少などがある場合には
早めに主治医の先生に見ていただくとよいと思います。