火曜日は、今週3回目の勉強会でした。診察終了後行ってきました。

テーマは、猫の慢性腎臓病に使用できるラプロスという薬です。

 日本の東レが販売した薬になります。

犬の場合には、腫瘍や心臓病が死因の上位になりますが

猫では、この腎臓病が死因の上位になります。

 療法食を中心にして、いろいろな薬があります。

その一つとして、このラプロスが2年くらい前に発売されました。

 発売前には、腎臓病が治る?くらいの書き方もあったため

現在でもどんどん使用している病院としっかりしたエビデンスがないということで

使用をしていない病院にわかれています。

 当院では、今まであった薬も含めて、その子によって使用することで

生活の質や血液検査が改善した症例もいるため、その症例に合わせて使用しています。

 まだまだ寒い時期が続くので、腎臓病の患者さんにとっては

飲水量の減少や血管の収縮などマイナス面が多い時期です。

 食欲の低下や体重減少があれば、早めに主治医の先生に相談を

していただいたほうがよいです。

 

 

 

 昨日は診察終了後毎月ある中部小動物臨床研究会の勉強会でした。

昨日のテーマのうち2つが、腹腔鏡を使用した発表でした。

 僕が大学の時に鳥取大学でもかなり腹腔鏡をその当時では最先端という感じで

実施をしていましたが、結局は傷を小さくというお話をしても

治る期間が同じならとか動物は人ほど痛みを感じないからということで

大学病院では、あまり臨床的に広まりませんでした。

 昨日の1つは、停留睾丸という一般的には、睾丸がおなかの中に残っている

症例での、開腹をせずに発見も早いという発表と

超大型犬での、胃捻転の予防処置に腹腔鏡を使用することで侵襲が少ないという発表でした。

 大学の時には、人と同じで胆嚢摘出などいろいろ実験していたのが懐かしく思えました。

勉強会では必ず質問するということで、腫瘍の発表で1つ質問もできました。

 まだまだ寒いですが、人と同様に動物も調子を崩しやすいです。

食欲や排便、排尿の状態などを見ることが重要です。

 

 

 以前からお話をしていたように少しホームページがリニューアルしました。

トップページのトリミングのところでは、飼い主さんに載せてもよいと承諾を得ている

トリミング中やトリミング後のワンちゃんが載っています。

 当院の看板犬ハナも、今月ついに16歳を迎えます。今回載せてもらいました。

昨日は診察終了後名古屋駅でセミナーがありました。

 名古屋駅にはなかなかいかないので、さっそく道に迷うというアクシデント。

テーマは、この時期に多い猫の下部尿路疾患。

ストレス性といわれている特発性膀胱炎から結石の再発。

また猫のストレス軽減の方法や沈静法などいろいろお話をしてもらえました。

 今回の講師は、大きな病院の開業医の先生で、僕ら臨床医という立場で

いろいろお話がいただけました。

 何より当院でもお話をする猫は水を飲ませるのが大変ということに関しても

いろいろな方法を教えてもらったので、さっそく今日の診察時から

取り入れようと思いました。

 寒暖差が激しい分人だけでなく、動物にとっても体調を崩しやすいと思いますので

いつもと違う?と思った時には主治医の先生に相談をしてください。

 

 

 昨日は、膀胱結石の手術がありましたが、相変わらずストラバイト結晶の原因の

膀胱炎の猫ちゃんが来ます。1匹は、以前の子のブログを見てくれて

症状が似ているということで、来院してくれてやはりストラバイトが発見でき

尿道閉塞になる前の発見で済みました。

 今回テーマの低アルブミン血症も結構おられます。

まず何より検査センターに出した場合のほうが少し低めに出ることにも注意が必要です。

実際代表犬種だと柴犬の低アルブミン血症はなかなか治療に反応しないことが多いです。

人のほうでもいろいろな治療法が試されていますが、実際アルブミンがどんどん下がってしまうと

腹水から始まり、胸水もたまる場合があります。

 病気によって治療も様々ですが、超音波や内視鏡などを実施してもなかなか最終的な診断がつきにくい場合があります。

 リンパ管拡張症やリンパ腫、食事反応性や抗生剤反応性など

本当に様々です。したがって治療も、それに対する反応も様々です。

 治療への反応の良い症例から、様々な薬を使用しても反応せずに

どんどん体重が減少してしまう症例もいます。

 上にも書いた柴犬は反応の悪い代表だと思います。

下痢やおう吐などの消化器症状が続いていて、体重が減少している場合などは

1度主治医の先生に見ていただくとよいかと思います。

 

 

 今日で1月も終わりです。

本当に30代、40代と年齢を重ねるたびに時間が過ぎる速さを実感します。

今日と明日の午前中に中学校の職業体験実習で見学・体験をしてもらっています。

 実際偶然2校受け入れる予定でしたが、1校は愛知県ではやっている

インフルエンザのため中止となり、1校の4名の学生さんが来てくれています。

 実際僕自身も中学校からは獣医になるということで、職業・夢を決めていたので

動物関係に進みたいということで、少しでも自分の夢を見つけてそこに向けて

がんばってくれればと思います。

 やはり大きな病気も多く、ちょっと気持ちが落ち着きませんが

全てはできるだけ冷静に、慎重にということで今週も頑張ります。

 もうじきスマートフォンからでもホームページが見やすくなります。

またトリミングの人たちが工夫して実践してくれている

インスタグラムも直接ホームページから移動できるようになっていますので

楽しみにしていてください。公開になりましたらこちらで報告します。

 

 最近、重症患者さんが立て込んで、ばたばたしています。

中には、あっという間に亡くなってしまう場合もあり、動物を治すだけでなく

飼い主さんの気持ちのケアーも大変です。

 嘔吐や下痢も寒さもあるのか、毎日最低でも5件以上という感じで

たくさん来院されています。

 ①フードや新しいおやつなどの食事に関する場合

 ②ペットホテルやトリミング、ドッグランなどの環境の変化

  中には、引っ越しや新しい居住者(人でも動物でも)なども含みます。

 ③そのほかには、人間でいう鼻水やのどの痛みなどの感じが

 特に犬では、消化管に出やすいと思てもらってよいかと思います。

 特にこのような寒い時期で、高齢のワンちゃんなどは注意が必要です。

単純な粘膜便や回数が多いくらいであればよいですが、嘔吐なども出始めると

一気に脱水をすることで、かなり弱ってしまうことがあります。

 様子がおかしければ早めに主治医の先生に見ていただくとよいと思います。

 

 寒い日が続きます。

動物病院業界も一般的な会社と同じで、少子化とともに

人材の取り合いが起きているのが現状です。

 昔のように求人票を書けばどんどん見学にも実際就職になる人も多い時代と

かなり変わってきています。

 どうしても人が辞めると、なかなかすぐに採用できないことが多いです。

もちろん知り合いの先生のようにいろいろな業者にお願いをしてとかなりの労力を

支払えば違ってくるかもしれないです。

 動物看護士・受付・トリマーの人を募集します。

もし希望者がいればインディードにも書いていますが、条件など直接

病院に電話かメールをしていただけけるとありがたいです。

 動物病院の忙しくなる春の少し前からでも、来ていただければ少し慣れてもらえると思いますので

もし希望や興味がある人は連絡をお持ちしています。

 

 急激にさらに寒くなってきました。

昨日は、膀胱炎の症状の頻尿や血尿で3匹の猫が来院されました。

1匹は、膀胱結石があり、2匹は特発性膀胱炎と思われます。

 以前から書いているように、冬場は膀胱炎は増えます。

水を飲む量が減ることで尿が濃くなるというのも一因だと考えられています。

 何より膀胱炎になると犬や猫では容易に血尿が出ます。

原因を見つけることが重要ですが、雄猫の場合には血症であろうと特発性膀胱炎であろうと

ペニスの先に栓子と呼ばれるふたになるような物質(結晶や血餅、結合組織など)が

詰まると完全尿道閉塞になり尿が出ないことで嘔吐・食欲不振になり

進行すると尿道症によるけいれんなどが起き突然死の原因になります。

 トイレの時間が長い、トイレの砂の塊が小さい、尿をしていない?などがあれば

1度主治医の先生に聞いていただけるとよいかと思います。

 今回は人のお話です。

入浴についてですが、もともと大きな3つの効果が健康に良いといわれています。

①温熱効果 ②水圧効果 ③浮力の効果が挙げられます。

 このような効果のお揚げで、入浴をすることで高齢者の血管系の病気などが

減少するといわれています。

 学者さんの中には、日本人の長生きな国民性の一つが入浴にあると話す人もいます。

この時期は、体を温める意味でも入浴をすることはよいかと思います。

動物でも同じようなことが言える部分もあるともいますが

そのあとの毛を乾燥したりというのを考えると、毎日というのはなかなか難しいですね。

 休み中は、基本的には電話での対応だけになり申し訳ありませんでした。

最近休みがなかったので、久しぶりに家族とゆっくりしてきました。

 昨日から仕事開始。やはり今日も含めて、ばたばたな感じです。

年明けで、飼い主さんも体調を崩される場合があります。

 良い1年になるように、公私ともに頑張りたいです。

嘔吐や下痢、はこうやふらつきは本当に毎日数件来る感じです。

日々の体調を見てもらうのは、やはり飼い主さんなのでいつもとおかしい場合には

食欲や元気さ、糞便や尿の状態などを確認していただけるとよいかと思います。

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